会計事務所と子ネコ
知人は、短大を卒業してから出産するまで、とある会計事務所に勤めていました。そんなに大きくはない事務所だったので、出産しても「子供を育てながら勤めていいよ。」という感じだったようなのですが、知人はよく考えた末にやめたそうです。というのも、会計事務所の社長さんがとてもクセのある人だったからだそうです。そういえば、いわゆる士業を営んでいる先生というのは、難しい人が多い、と聞いた記憶があります。全員がそうとは言い切れませんが、お金の流れを扱う職業だけに、性格が細やかな人が多いのかもしれませんね。公認会計士の歩との中には会計事務所で働く人も多いと思います。日本においては、公認会計士のメインの仕事は監査業務になっているからです。外国では監査業務の割合が若干少ないようですよ。そのかわりに、会計事務所に所属するのではなく、企業に所属して、企業の戦略を考えたり、会計や財務についてを中心的なメンバーとして計画だてて、より良い会社を作っていくようです。顧問として会社と関わることが多い日本とは異なりますね。
自宅から5分ほど歩いた場所にある会計事務所の前で、小さなネコが死んでいた。大きさからすると、どうやら子ネコのようだ。バイクにでもはねられたのだろうか。ネコ好きの私は、やりきれない思いになった。生きていれば、楽しいこともあったろうに。親ネコは、きっと悲しんでいるに違いない。私は子ネコの亡骸を両腕に抱え上げ、自宅へと引き返した。自宅にある小さな庭に亡骸を埋め、静かに手をあわせると、どこか遠くでニャンという鳴き声が聞こえたような気がした。今は、会計事務所も営業をするようになったようである。最近、ハガキやら電話やらが複数の会計事務所からやってくるようになった。日本の人口が増えない中で、税理士や公認会計士の登録者数は増えているのであるから、パイの奪い合いも、当然と言えば当然のことなのであろう。というよりも、今までが営業をかけなくても商売になったという異常な状態であったのである。そのことに気づかなければ、顧問先が少しずつ減っていくことになると思う。
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