欧米の会計事務所

高校卒業を控えた年のこと、急に母が「会計事務所に就職したら。手に職があるっていいわよ。」と言い出しました。中卒で、資格も何もない母は、就職先を探すときにいつも苦労してきたそうです。父も職人ですが、一人親方で収入が不安定。母にとっては、父の仕事の手伝いで会う、会計士の方のバリバリした様子を見て、会計士は将来が約束された職業だ、と思ったようです。ただ、当時の私は会計士が何をする人なのか全く分かっておらず、結局は大学に進んでIT企業に就職してしまいました。あのとき母の勧めに従って会計士を目指していたらどうなっていたでしょうか。
何故日本の公認会計士って、会計事務所で働く人が多いんでしょう。私は、公認会計士の人は、会計事務所で働くのが当たり前だと思っていたんですが、実は、調べてみると海外では、企業に所属して、企業の戦略計画等に関わる公認会計士が多いことを知ったのです。何故かと言いますと、日本では公認会計士の資格を持っている人が諸外国に比べてかなり少ないことが挙げられます。また、監査以外の業務で会計士が収入を得ることが制限されているみたいです。

日本における会計事務所というのは、一般的に税理士が会社の税務処理などの監査をしており、企業の会計監査が正しく行なわれているかを主業務としております。それに比較して欧米の会計事務所は企業の会計監査も行なっておりますが、企業の経営コンサルティングも行なっているのです。税理士だけなく、弁護士、公認会計士などの人が会計事務所で働いております。欧米の会計事務所は、トータルでの会社経営のコンサルティングを行なっているのです。会計事務所への就職する際,どのように就職先を選択すれば良いのでしょうか。実際のところでは,その規模や経営形態によって,求める人材像が全く異なっていると言えるようです。新卒者を求め組織的な教育を施す中堅会計事務所,経験者を求め即戦力での勤務を望む大手会計事務所,有資格者や英語力を求める世界的な大手会計事務所,などに大きく区別することができるでしょう。望んでいる活躍のフィールドに自分のスキルや経験を掛け合わせて就職先を探す必要があるのではないでしょうか。