会計事務所と子ネコ
会計事務所というのは、何十、何百もの個人事業所や法人を顧問契約先として抱えています。個人事業主の中には魚屋さん、八百屋さん、大工さん、床屋さんなどの商店があり、町工場や病院や中小企業から大企業まで色々な業種を、帳簿を通して見てきているのです。つまり会計事務所というのは、色々な業種を帳簿というものを通じて疑似体験しているようなものなので、経営全般から事業主の生涯設計までトータル的なサポートをすることができるのです。会計事務所は、個人や企業の税務処理を代行して事務処理、手続きを行います。会計事務所、税理士事務所など名称は変わりますが、行っている業務はほとんど同じなのです。主たる業務は税務関係なのです。税務関係は日々の経理帳簿の積み上げなのです。間違った経理処理がずっと行われますと、税務処理が大変になります。そうならないために会計事務所が企業と一体となって経理処理を正しく行います。そうすることで、決算時の処理は楽になります。
自宅から5分ほど歩いた場所にある会計事務所の前で、小さなネコが死んでいた。大きさからすると、どうやら子ネコのようだ。バイクにでもはねられたのだろうか。ネコ好きの私は、やりきれない思いになった。生きていれば、楽しいこともあったろうに。親ネコは、きっと悲しんでいるに違いない。私は子ネコの亡骸を両腕に抱え上げ、自宅へと引き返した。自宅にある小さな庭に亡骸を埋め、静かに手をあわせると、どこか遠くでニャンという鳴き声が聞こえたような気がした。今は、会計事務所も営業をするようになったようである。最近、ハガキやら電話やらが複数の会計事務所からやってくるようになった。日本の人口が増えない中で、税理士や公認会計士の登録者数は増えているのであるから、パイの奪い合いも、当然と言えば当然のことなのであろう。というよりも、今までが営業をかけなくても商売になったという異常な状態であったのである。そのことに気づかなければ、顧問先が少しずつ減っていくことになると思う。